脂肪肝 アルコール性肝障害 (2)
■アルコール性肝障害
アルコール性肝障害は、大量のアルコールを長期間飲み続けているうちに肝細胞が傷つけられ、肝臓の機能にさまざまな障害を起こす病気です。
アルコール性脂肪肝から始まって、しだいに悪化し、肝硬変や慢性肝炎に至ります。
肝臓は、体内で代謝によって発生したアンモニアなどの有害物質や、体外から飲食物とともに摂取された有毒物質に対して解毒作用をもっています。酸化、還元、加水分解、抱合といった化学反応で水に溶けやすい形にして、尿や胆汁中に送っています。
アルコールは、その90%が肝細胞の中にあるアルコール脱水酵素(ADS)やミクロソームエタノール酸化系酵素(MEOS)によって分解処理され、残りの10%は呼気や汗?尿などに混じって体外に排泄されます。体内でアルコールを分解する際に生じるアセトアルデヒドが肝細胞を傷つけ、破壊して肝機能を低下させるのです。
肝臓が1時間に処理することができるアルコール量は、体重60kgの人で6~7g程度、これは、日本酒で4分の1合、ビールなら大瓶4分の1本の量に相当します。
過度の飲酒は、MEOS系の酵素の働きを活性化させ、アルコール処理能力は通常の3倍近くまで増加することがわかっています。しかし、長期間に渡って繰り返せば、やがて処理能力の限界を超えて障害を引き起こすことになります。
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