ミイラ(2)
当時、このミイラの製法は極秘とされ、僧侶などのある一部の人間のみが行う事が出来たようです。
このミイラは、遺体を保存するために心臓を除いた、ほとんどの内臓を取り出した後、防臭剤、防腐剤として、没薬を中心に、桂皮などの香料をつめられました。
その後、シダーウッドなどをしみ込ませた包帯で巻かれました。
このようにミルラが使われていた事が、ミイラの語源となったと考えられています。
また、ミイラに使うだけではなく、お墓のミイラが眠る部屋を香らせるために使われたとも言われています。
例えば、ミイラの中でも有名な、1922年に発掘されたツタンカーメン王(第18王朝、紀元前1350年頃)のお墓にあった壷には、約10%の割合で樹脂またはバルサムが含まれている軟膏が入っており、数千年を経た発掘時でも、芳香を放っていたそうです。