頑張るほどに、離れていく彼の心

      我的日志 2008-2-9 18:54

  頑張るほどに、離れていく彼の心

  ある時、ケンカした彼と1カ月間、まったく連絡が取れずに、苦しみとアセりに悶えていた私に、セラピストの友人(30代男)は言った。
「何もせずに、ただ、待ってごらんよ。彼を好きだという自分の気持ちを信じて、待っていると状況は必ず好転すると思うよ」
  当初は、「待ってるだけじゃ、ダメでしょ。時間だけが流れて、距離が離れてしまうだけだ……」と思った。とはいえ、メールを打とうと、電話をしようと、彼からの返事はない。もう、待つしか術がなくなった。半ば、あきらめたとも言う……。
「待つことは無力じゃない。ひとつの力なんだよ」とセラピストの友人。その言葉の真意は分からなかったけれど、さんざん、思い悩んで疲れ切ったせいか、それもそうかもしれないと素直に思って待ってみることにした。
  それから、3カ月後、「実は仕事もかねて海外に行っていたんだ」という彼から、電話があった。私が何もしなくても、待つ時をへて、状況はたしかに変わった。恋愛がうまくいかない時。人は、「とにかく行動せねば!」と思いがちだ。私のように、とかくせっかちで力みがちで心配性な女なら、なおさらのこと。彼の気持ちを手に入れたいとか、留めたいと思うがあまりに、<できるだけ早く><できることは何でもせねば>とアセってしまう。でも、思い返してみると、恋愛におけるその手の頑張りは往々にして空回りすることが多くない? たとえば、彼からメールの返信がない時、もしくは、彼の返信がそっけない時。何とか色よい返事をもらおうと、あの手この手を考えてメールしてみる。だけど、実際はメールをすればするほど、彼との間にはますます距離が生まれてしまう。彼にとって、その行動が負担になるからだ。
  たとえば、「今度は、いつ会える?」と彼に聞いたら、「まだ、分からない」と突き放された時。「来週は? 来月は?」と必死になって約束をとりつけようとしても、無意味だったりする。彼の“約束できない(したくない)気持ち”を尊重せずに、約束しても、そこに彼の想いはないからだ。たとえ、「じゃあ、来月にでも」という形だけの約束をとりつけたところで、それが本当の意味で(愛情をもって)果たされる可能性は薄い。

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