百夜絵
1.百鬼夜行
2.淡き炎に包まれて…
3.刹なる言葉
4.最終転生
★百鬼夜行
浮かび上がる灯火に 心地よく震えたならその炎を
優しすぎる接吻で その明かり拭い去るその眼光で
奇怪塊戒開・・・
皆が嫌うその声は 足音も無く近付く私の背後
神も陰るその力 泣き声さえも届かぬ暗い場所
奇怪塊戒開・・・
数奇な運命の元に悲しみと生きる 今疑問を抱いた物の怪が語る
奇怪塊戒開・・・
数奇な運命の元に悲しみと生きる 今疑問を抱いた物の怪が語る
虐げられた遠い昔 蘇るその好機を待ち続ける
★淡き炎に包まれて…
はりつけにされたこの体から
悲痛な痛みの声が漏れて
取り囲む者は冷えた視線を
妾にとめどなく指し向ける
乱れた心は
修正のきかぬこの過ちを鋭く責める
微かに開いたこの口元から
鮮血とその恨みの言葉
其方に想い抱いて添い遂げたこの夜は
悲しい物語を来世に伝える
朽ち果てて行くこの体から
奇麗な色の血が零れてく
乱れた心に安らぎの場所は現われず
空は時を越えて
熱く 燃える 炎 この身 洗う
深く澄んだ涙
切なく焦がれた恋はあてもなくさまよい
魂は其方へと一途に向かう
★刹なる言葉
語り継がれる狂気の雨は 悲しみの前夜に
もう留まる事のない不安 人を鬼へと変え
神よ・・・静まれよ 神は・・・背を向けたまま
最愛なるあの人は今 力無くうなだれ
唯 最期の時を待つ姿 うろたえる私は
神よ・・・悲しみは 神よ・・・届かない
神よ・・・悲しみは 神よ・・・踏みにじられ
波の果てに奏でる七色の琴 言葉を無くした私は無に還るの
恨みも 憎しみも 全てを無くし 私は膝を抱えるように
朧らむ想いを唯 この中に押し込めました
涙の果てに奏でる七色の琴 言葉を無くした私は無に還るの
願いの言葉沈んで行く貴方を 救う事の出来ない私も後に続いて
数え切れないまるで小さな泡玉の 昔を抱き締めながら空に昇り始める
★最終転生
彼はそう 耳元で・・・・
この遊びはもう飽きた全てを灰に戻そう
彼方の存在価値はもうこの地には無いから
その指で 支配した・・・・
操り糸が絡まって手中に収まりきらない
ならば一つに束ねて全てを灰に戻そう
私はそれを手繰り寄せ貴方の為に朽ち果てて
叶わぬこの願いの為彼にこの刃を向けよう
この遊びの終末に糸を伝う血に気付く
微力なこの抵抗に重い痛みを感じた
この遊びの終末に糸を伝う血に気付く
悪意は既にこの世を鮮やかに黒く染めた
私はそれに包まれて貴女をきつく抱き締めて
今変ろうとしている権力を掴み微笑む
彼はその時気付いた逆さまになる現世
これから続く暗黒項垂れる事しか出来ない
最後を迎えるのは白に生まれ変わるとき
今を掴む私首に掛かる伽を見た
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