日本战国名人辞世句

      A.C.G 2005-2-18 22:12
明智光秀
順逆に二門なく 大道は心源に徹す
 五十五年の夢 覚め来たれば一元に帰す

朝倉義景
七顛八倒 四十年中 無自無他 四大本空

足利義輝
五掠辘悉膜妞胜撙坤珪r鳥
 わが名をあげよ雲の上まで

尼子勝久
都渡劃断す千差の道
 南北東西本郷に達す

毛利元就
友を得て猶ぞうれしき桜花
 昨日にかはるけふの色香は
をしむ夜の月は入ても鷲の山
 雲よりたかき名やはかくるる

天野隆良
不来不去、無死無生、今日雲晴れて 峰頭月明らかなり

伊香賀隆正
思いきや千年をかけし山松の
 朽ちぬるときを君に見んとは

石川五右衛門
石川や浜の真砂子はつくるとも
 世に盗人の種はつくまじ

井伊直政
生死の事大 無常は迅速なり

石田三成
筑摩江や芦間に灯すかがり火と
 ともに消えゆく我が身なりけり

上杉謙信
極楽も地獄も先は有明の
 月ぞ心に掛る雲なき(月ぞこころにかかる月かな)
四十九年一夢の栄
 一期栄花一盃の酒

宇喜多秀家
み菩薩の種を植えけんこの寺へ
 みどりの松の一あらぬ限りは

吉川経家
武夫の取り伝へたる梓弓
 かへるやもとの栖なるらん

大内晴持
大内を出にし雲の身なれども
 出雲の浦の藻屑とぞなる

大内義隆
さかならぬきみのうき名を留めをき
 世にうらめしき春のうら波
打つ人も打たるる人も諸ともに(討人も討るゝ人も諸共に)
 如露亦如電応作如是観

大内義長
誘ふとてなにか恨みん時きては
 嵐のほかに花もこそ散れ

大嶋澄月
澄む月の暫し雲には隠るとも
 己が光は照らさゞらめや

大嶋照屋
仮初めの雲隠れとは思へ共
 惜しむ習ひそ在明の月

太田道灌
かかる時さこそ命の惜しからめ
 かねて無き身と思ひ知らずば

太田隆通
秋風の至り至らぬ山陰に
 残る紅葉も散らずやはある

大谷吉継
契りあればむつのちまたに待てしばし
 おくれ先だつたがひ有りとも

岡部隆豊
白露の消えゆく秋の名残とや
 しばしは残る末の松風

岡谷隆秀
時有りて自から至り時有りて又還る
 清風水を度り明月天に在り

小幡義実
宝剣を呑却して名弓を放下す
 只斯の景のみ有り一陣の清風

垣並房清
勝敗の迹を論ずること莫かれ、人我暫時の情、一物不生の地、山寒うして海水清し

蒲生氏郷
限りあれば吹かなど花は散るものを
 心短き春の山風

蒲生大膳
まてしばし我ぞ渉りて三瀬川
 浅み深みも君に知らせん

神户信孝 〖织田信孝〗
昔より主を内海の浦なれば報いを待てや羽柴筑前 ·『川角太閤記』版。
昔より主を内海の浦なれば尾張を待てや羽柴筑前 ·『氏郷記』、『勢州軍記』版。
昔より主を内海の野間なれば報いを待てや羽柴筑前 ·『坂役叢話』版。

黒川隆像
夢亦是夢、空猶是空、不来不去 端的の中に在り

黒田孝高
おもひおく言の葉なくてつひに行く
 道はまよはじなるにまかせて

斎藤道三
捨ててだにこの世のほかはなき物を
 いづくかついのすみかなりけん

斎藤利三
消えてゆく露のいのちは短夜の
 あすをも待たず日の岡の峰

佐久間盛政
世の中を廻りも果てぬ小車は
 火宅の門を出づるなりけり

佐佐成政
この頃の厄妄想を入れ置きし
 鉄鉢袋今破るなり

島津忠良
急ぐなよまた留るなわが心
 定まる風の吹かぬ限りは

島津歳久
晴蓑めかたまのありかを人とは々
 いさ白雲の上もしられず

島津義弘
春秋の花も紅葉もとどまらず
 人も空しき関路なりけり

少弐政資
花ぞ散る思へば風の科ならず
 時至りぬる春の夕暮
善しやただみだせる人のとがにあらじ
 時至れると思ひけるかな

諏訪頼重
おのづから枯れ果てにけり草の葉の
 主あらばこそ又も結ばめ

柴田勝家
夏の夜の夢路はかなきあとの名を
 雲井にあげよ山ほととぎす

清水宗治
浮世をば今こそ渡れ武士の
 名を高松の苔にのこして

陶晴賢
何を惜しみ何を恨みん元よりも
 この有様の定まれる身に

高橋鎮種
流れての末の世遠く埋もれぬ
 名をや岩屋の苔の下水
屍をば岩屋の苔に埋みてぞ
 雲井の空に名をとどむべき

立花道雪
異方に心ひくなよ豊国の
 鉄の弓末に世はなりぬとも

武田勝頼
朧なる月もほのかにくもかすみ
 晴れて行くへの西の山の端

武田信玄
大ていは地に任せて肌骨好し
 紅粉を塗らず 自ら風流

伊達政宗
曇りなき心の月を先だてて
 浮世の闇を照してぞ行く

豊臣秀吉
つゆとをちつゆときへにしわがみかな
 難波の事もゆめの又ゆめ

豊臣秀次
月花を心のままに見つくしぬ
 なにか浮き世に思ひ残さむ

鳥居強右衛門
わが君の命にかわる玉の緒を
 何いとひけん武士の道

平塚為広
君がためすつる命は惜しからじ
 つひにとまらぬ浮世と思へば

別所長治
いまはただ恨みも有らず諸人の
 命に代はる我身と思へば

北条氏政
雨雲のおほへる月も胸の霧も
 はらひにけりな秋の夕風

三浦義同 〖道寸〗
打つ者も討たれる者も土器(かわらけ)よ
 砕けてあとはもとの土くれ

三浦義意
君が代は千代に八千代もよしやただ
 うつつのうちの夢のたはぶれ
うつつとも夢とも知らぬ一睡り
 浮世の隙をあけぼのの空

三原紹心
うつ太刀のかねのひゞきは久かたの
 天津空にも聞えあぐべき

三好長治
三好野の梢の雪と散る花を
 長治とやは人のいふらむ

三好義賢
草枯らす霜又今朝の日に消えて
 報のほどは終にのがれず

長野業盛
春風に梅も桜も散りはてて
 名のみ残れる箕輪の山里

二条良豊
秋風や真葛原に吹き荒れて
 恨みぞ残る雲の上まで

祢宜右信
風荒み跡なき露の草の原
 散り残る花もいくほどの世ぞ

別所友之
命をもおしまざりけり梓弓
 すゑの世までも名の残れとて

別所治忠
君なくば憂き身の命何かせむ
 残りて甲斐の有る世なりとも

北条氏照
天地の清き中より生れきて
 もとのすみかにかえるべらなり

北条氏政
吹くとふく風な恨みそ花の春
 もみぢの残る秋あればこそ
雨雲のおほへる月も胸の霧も
 はらたにけりな秋の夕風

細川高国
絵にうつし石を作りし海山を
 のちの世までも目かれずや見ん
なしといひありと又いふことの葉や
 法のまことの心なるらん

細川玉子
ちりぬべき時知りてこそ世の中の
 花も花なれ人も人なれ

右田隆次
末の露本の雫に知るやいかに
 つひに遅れぬ世の習ひとは

山崎隆方
ありと聞きなしと思うも迷いなり
 迷いなければ悟りさえなき

冷泉隆豊
みよやたつ雲も煙も中空に
 さそひし風のすえも残らず

吉弘统幸
明日は誰が 草の屍や照らすらん
 石垣原の今日の月影

お市の方
さらぬだに打ちぬる程も夏の夜の
 別れをさそふ郭公(ほととぎす)かな

千利休
ひっさぐる我が得具足の一つ太刀
 今此時ぞ天に抛つ

大内义隆
见よや立つ云も烟も中空に,さそひし风の末も残らず。

伊贺民部少辅
思ひきや,千年をかけし,山松の朽ちぬる时を,君にみんとは。

垣并佐渡守
莫论胜败迹,人我暂时情,一物不生地,山塞海水清。

山崎勘解由
无しと思ふも,迷ひなり,迷ひなければ,悟りさへなき。

陶晴贤
何を惜しみ,何も恨みん,元よりも,この有样の定まれる身に。
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