★葬春華舞い散るあの丘で
あの丘から景色は 吸い込まれそうな天空に
暗黒の俗世を分けた 私を取り巻く葬春華(さくら)が舞う
命が無くなれば人は 土と化し記憶さえも
風の中溶け込む様に 届かぬ場所へと帰るでしょう
置き去りの私はそっと 自らの首を絞めた
漆黒の闇の中 一人その足元を揺らし
駆け巡る想いだけ 空に宙に吸い込まれ消えた
ここから見下ろした鬼の街はとても黒すぎて
遠のく意識さえ赤い火の粉飛ばし消え失せてく
袖を掴んで 廻る私を 貴女が止めて
優しく抱きしめてほしい
響き渡る泣き声 冷えたこの手の平にはもう
貴女への想いさえ 掴むことも許されぬまま
おぼろげな月明かり腕を伸ばす術もなく
刹ないこの命を 雲に映しはかなげに落ちた
今私の生きてきた鬼の街はとても寂しくて
果てない痛みから遠く遠く遠く逃げたくて
貴女を下に見て私一人陰を抱いて眠る
あの丘から景色は 吸い込まれそうな天空に
暗黒の俗世を分けた 私を取り巻く葬春華が舞う
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